2022年7月
クラウドファンディングに挑戦
【Farm sharing】と言う構想を思いつき、自分だけのものじゃない全国の農業者が使える形にすることで、
日本の農業が変わる可能性がある。
そんなイメージが湧いてから、この数か月いろいろな人のご協力をいただき、
この度campfireさんでクラウドファンディングに挑戦することとなりました!
https://camp-fire.jp/projects/602523/preview?token=3slc1cer
農家の大変さは、収益構造の脆弱さにあります。
農家は、農産物を生み出す為に、先行投資が必要です。
栽培管理する人の問題。農業機械や設備の問題。燃料の問題。
いろんな経費が先行投資として必要です。
しかし、最終的な収穫物は天候などの自然環境に大きく左右されるほか、
市場原理によって、需給バランスから原価割れしても出荷せざるを得ない状況が待っています。
そうすると、なかなか生活もままならない状況で、来年の作付けを計画していく事は非常に困難です。
離農する人は増える一方、面積はどんどん拡大していく。
個人での管理できる面積がキャパを超え始めている中、収益が無ければ次年度の雇用すらできない状況になります。
雇用が出来なければ、十分な圃場管理ができず、収穫量を落としてしまう原因にもなりかねません。
その、農業の仕組みを変える事ができるのがFarm sharingです。
農家の持つ農場の3分の1を細分化した形で、一口農場主を募ります。
農場主として名乗る権利を販売するわけです。
農場主となってくださった方には、面積に応じた収穫物も贈呈します。
これを行うと、作付け前や作付け中に販売先がある程度固まるほか、
市場価格に左右されない収益の部分ができます。
安定した収益があると、雇用を安定させられます。雇用が安定すると、安定した管理が行えるので、収穫量が増収していきます。
また、全面積で取り組むのではなく3分の1で取り組むことにより、一口農場主となってくださった方には、最低保証の農産物をお届けできるほか、
3分の2の面積では、新しい農業に挑戦することができます。
つまり、自然農であったり、無農薬であったり、有機栽培であったりと。
今の農家に足りないモノは、ゆとりです。
より良い農産物を育てて、美味しいと喜んでいただきたい、またほしいと言ってもらいたい思いは、命を育む者としてみんなが持っている気持ちです。
肥料の高騰、燃料費の高騰、労務費の高騰、すべてが物価上昇する中で、農産物の価格だけは上がらない状況では、
挑戦するゆとりがなかなか持てません。
3分の1。農業は農家がやるものと言う概念から、農家は皆でやるものへと意識を変えていただく。
一緒に農業やるよ!農場主になるよ!応援するよ!と支援してくださる皆様に支えていただきながら、支えてくださる人に最大限の恩返しを農家がしていく。
この仕組みがFarm sharingです。
これを考えましたが、(有)川原農産だけで使うのはもったいない!
だから日本中の農家に使っていただきたいと、Farm sharingをクラウドファンディングにて広める挑戦を行います。
もし、これで日本中に自由に挑戦できる農家が増えたら、日本中の食が向上します。
日本中の食が良くなれば、食べる子どもたちの未来も良くなります。
子どもたちの未来が良くなれば、日本の未来も良くなる!
日本の未来を、農業の現場から変えていく活動です、是非ご支援のほどよろしくお願いします。
間もなく公開となります。公開となりましたら是非ご支援くださいませ!