わかりやすい身体のしくみ
癌は産業廃棄物処理場?
癌は体が作った産業廃棄物処理場?
人の体は何から出来ているのだろうか?
答えは簡単に言うと、食べたものでできている。
食べたものによって約60兆個の細胞で構成され、常に行き変わり死に変わり新陳代謝によってその生命は維持され生きている。
その中に、脳も含まれる事から、心や思考もまた食べたものによって出来上がるといっても過言ではないと仮説する。
私の考え方は、常に必要は目の前に現る、と言うことだ。
例えば、病気になる、怪我をする、事故を起こすこれらの事象も必要があって身に降りかかるものであると考える。
近年、死亡原因の大きな要因の一つに上げられるものが、【癌:ガン】である。
なぜガンが発症するのだろうか?
生命は、それぞれに再生能力を有し、不都合があれば遺伝子の設計図を元に修復しようと働くが、DNAを破壊し増殖を繰り返し、命を奪うものがガンだと一般的には考えられているようであるが、私は少し違う。
口から入ったモノが、食べ物であれば良いのだが近年われわれの身の回りにあるものは、食べてもすぐには健康被害が出ることはなく死にいたることは考え難いもの(厚労省が認めた食品添加物等)が圧倒的に多い事が考えられる。厳密な一日あたりの許容摂取量が一般に周知されているわけでもなく、世界一ともいえる許認可数の食品添加物が複雑に組み合わされ使用されているのが日本の現状なのである。
基本的に、われわれは食べたものを咀嚼し、消化分解し、吸収して体の臓器によってそれぞれに組み替えられ、新しいからだの一部を生み出したりしているわけである。
口から入ったモノが、命ある生命活動のエネルギーとなるものであれば、基本自前のの臓器で分解し、生命活動に転換される。しかしながら分解吸収できない物質が体内に入ったとしたらどうなるだろうか?
イメージして頂きたい。
処理不能な物質が体内に入ることは一回限りではない。毎日毎食の中で、少しずつコツコツと蓄積が重なるわけだ。
これが、体外に排出できず蓄積し続けたとしたら、どうなるだろうか?
そのままでは不要なものによって体が蝕まれてしまう。そこで出てくるのが癌であると私は仮説する。
不要なものを処理し、体の機能を取り戻そうと、産業廃棄物処理場を体に作るのではないかと考える。
ここで考えを改め食を改善すると、必然的に産業廃棄物処理場は必要なくなり廃業となることから、癌が必然的にその役目を終えて消える。
しかしながら、現代の医療の方法論で考えると、切除やコバルトによる療法などで抑え込む方に力をシフトする。
その上で、食生活等の改善がなされなければ、また再発の道しかない。
私の知り合いに、30代で末期がんになり未だに生き続ける60代の男性がいる。
治すことは可能なはずなのである。
物事は因果関係がある。今起きている結果には必ず過去から起因する原因があるのである。
癌にいたるのは、癌になるだけの原因があるのである。
癌は教えてくれている。今のままでは体が持ちませんよと。癌からのメッセージを受け、生活を改め食を改めると、必然的に癌はその役目を終えて消えていくのである。
これが私のもつ、仮説である。
医者でもない人間の仮説であるから、正しいかどうかは分からないが、イメージしやすいと思う。物事を身近にたとえ因果関係を紐解けば、今起きる困難もまた解決の方策はあるということである。
体に向き合いそのメッセージを受ける事、行動する事が今の社会では求められているのではなかろうか?
人工甘味料の怖さ
人工甘味料でキレやすい人間のできあがり?
ゼロカロリーと言う表記の食品が各所みられる現代。
ゼロカロリーと表記されていれば、あたかもカロリーは無く太らないというイメージに直結してしまうのが、一般的ではなかろうか?
しかしながら、ゼロカロリーと言いながらカロリーゼロではなかったりする事もある。
そんなゼロカロリー商品によく用いられるのが人工甘味料である。
人工甘味料は、人間の体では分解吸収できないからいくらとっても太ることは無いという理論で用いられているモノである。
砂糖と身体でもお話ししたが、砂糖を食べたこと乃至は飲んだこと、つまりは口から体へ入れた事がある経験を持つ人であれば、体にはその記憶は刻み込まれるのではなかろうか?
口に含んだ時に、甘いと舌で感じ取ったとしたら、脳はどう判断するだろうか?
あ、体に砂糖が入ってきたと判断するかもしれない。
もし、そう認識したとしたら、脳が次にとる行動は?
そう、インスリンの分泌が推測される。
もし、血中糖度が上がっていないにも関わらず、インスリン分泌がされたとしたら、どのような状況下に陥るだろうか?
低血糖、乃至は超低血糖に陥りはしないだろうか?
人間が低血糖に陥ると、生命の危機と脳は判断し、アドレナリンを分泌すると言われている。
血中糖度が上がっていないにも関わらず、インスリン分泌で急激な低血糖を招いてしまったとしたら、どうだろう?
かなりの危険な状況に陥ったと脳は判断しかねない。
そうすると、理性が聞かずキレて衝動的攻撃的な行動に出る人間が出てきても不思議ではない。
まして、体の未発達な子どもが清涼飲料を日常的に多様していたとしたら、なおさらの事キレやすい子が出てきても不思議ではない。
近年よく耳にされた、学級崩壊などはこういった事も原因の一つにあるのかもしれない。
砂糖と身体
砂糖は不必要?
日々の生活の中で、砂糖を摂取しない日はないくらい、日常に溶け込んでいると言っても過言でないのが砂糖。
「甘いもの食べると、虫歯になるよ!」
「甘いものを食べると、自分に甘くなる!」
「甘いもの食べすぎると、糖尿病になるよ!」
いろんな事言われていても、生活の中から消えないのが砂糖。
砂糖は、別名白い麻薬ともいわれるくらい、常習性が高くその甘い罠から抜け出せない。
では、この砂糖、身体の中に入るとどのような反応が起きるのか?
血糖値の動きを見るとわかりやすい。
砂糖接種
↓
血糖値上昇
↓
インスリン分泌
↓
血糖値低下・低血糖
↓
甘いものへの欲求増
↓
甘いもの摂取
↓
血糖値上昇
↓
インスリン分泌
↓
と言ったように、甘いものを接種するという事を無意識に続けると、永遠と繰り返し抜け出せない無限ループ状態となる。
血糖値の乱高下、これにより身体が血管に負担をかけないように調整してきた機能が破壊され、糖尿病となると私は考える。
精製された白いものは、吸収速度が速いため血中濃度が短時間で急激に上昇しやすいと考えられる為、砂糖同様に体は排出しようと言う動きをとるのではないかと推測する。
糖質は必要だが砂糖は不必要という話がある。
どっちも糖ではあるが、消化と言う工程が一つ歩かないかでは大きな違いとなるだろう。
普段食べている食事には、糖質はかなりの割合である。そのひとつはお米である。
それ以外にもお米をつかったっ加工品。野菜や果物、いろいろなものに糖は含まれている。
料理のさしすせそ、とは聞いたことはあるだろう。
さ・・・砂糖×
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・醤油
そ・・・味噌
さは、砂糖ではない。本来は酒なのだ。
料理酒や味醂などが糖質であり、甘味料としても用いられていたのが、何時の頃か直接的な砂糖に摩り替えられたと考えられる。
だいたい砂糖が普及してきたのだって、そんな歴史があるわけでもない。
それが何時しか、さしすせそのさは、砂糖に摩り替えられ情報として拡散された結果、ものの見事に洗脳は完成したと考える。現代病における疾患原因の大半を占めるのが砂糖ではなかろうか?
不思議と、砂糖は体に悪いということは、何となくみんな知っているのに、テレビ等メディアで砂糖に対する批判やキャンペーンを見たこと無いとおもいません?悪いと分かっているのに、砂糖をやめましょう!と言う話はない。
なぜだろう?
答えは簡単。経済の為です。
砂糖を取り扱うのは、大手商社。
そして砂糖がある限り病気は続くと、医療業界や製薬業界は潤う。
それが答えではないだろうか?
さぁ、皆さん経済をまわしますか?
体の健康をとりますか?
はじめに
はじめに
医者でもなく、博士でもない。一応名乗れる肩書は生物資源学士。
高校大学と食品にまつわる勉強等をして、卒業後は家業を継いで農業を生業とする中で見えてきた身体のしくみ。
そんな人間だからこそ、語れる身体のしくみは、おそらくは中学生や高校生でもイメージできる形。
(有)川原農産をご利用いただくお客様や、そのご家族様が常に健康で笑顔になれる日々を送り続けられるよう、日常に潜む落とし穴に気が付いていただき、
身体のしくみを理解することで、普段の食から見直し楽しくなる未来へ繋げて頂きたい。
そんな思いで綴るコラムになればと思う。
筑波大学 第二学群 生物資源学類 卒
生物資源学士 川原伸章