台風18号の影響は
おはようございます。
九代目与三郎でございます。
超大型の台風と恐れられていた台風18号は、昨晩温帯低気圧に変わり中心は能登沖を通過していった模様です。
神仏のお力でしょうか、お陰様を持ちまして目立った被害もなく、やり過ごせたのではないかと思います。
よく、他力本願と言いますが、
他力本願=自分で何もせず他人の力で成しえる事
のように思っていらっしゃる方が大半でしょう。TVでもそういった使い方で報じている事が多いので。
本来の意味は、
他力本願とは、阿弥陀如来のお力を借りて、浄土へいけない身であっても救っていただくと言ったような事であり、
人知を超えた力が働くことなのです。
宗教的な話は、嫌悪感を示される方もおいでかもしれませんが、日本の仏教のタイプには大きく分けて、自力本願と他力本願とがあります。
自力とは業を行い徳を積んで、お浄土へ参るタイプの宗派であり、一方他力は阿弥陀如来のお力を頂いて、お浄土へ参るタイプの宗派となるわけです。
台風は自然のなしえる仕業、人の力ではどうにもできません。
史上最大ともいわれる巨大台風が今季一番接近したにもかかわらず被害が少なかったという事は、人の力によるものではなく自然をも超越した力が働いたのでは?と思う事もできるわけです。
そんな馬鹿な!とおっしゃる方もおいででしょう。
はっきり言えば、どういう風に考えようとどうでもよいわけです。
奥能登と言う仏教や神道だけでなく自然にも畏敬の念をもって生きる人々がいるここで生まれ育った私は、そういった人知を超えたお力によって救っていただいたと考え、
大難が小難に、小難が無難に収まったことは、助けていただいたおかげ様と感謝する姿勢が大切だと思っているわけです。
私の農業は、科学的に分析されち密な計算によって構築される農業ではありません。
心の部分を最も重要なことととらえて行う農業です。これを理解していただけない人には言い訳農業ですと話しております。
命を育むことは、決して人の力だけで成しえるものではありません。
畏敬の念、感謝の心、こういったことがすべて命に乗り移っていくと考えております。
頭のねじが数本ぶっ飛んでいるのかもしれませんが、今後もこの想いを大切に喜ばれ求められる作物たちを育てたいと思っております。
1681年天和元年創業 百姓一系・九代目与三郎
有限会社川原農産 代表取締役 川原伸章
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